
近年、筋トレ界隈では何かと話題になることが多い「テストステロン」。
現在の日本では、「筋肉が付きやすくなる」、「男らしくなる」といったイメージレベルでの情報が行き交うが、テストステロンは科学的にはどのようなアプローチをするのか。
また、フィットネスの先進国であるアメリカのハードトレーニーたちは、テストステロンに対してどのように向き合っているのか。
テストステロンとは
テストステロンとは、大まかに表現すると「男らしい体型」に欠かせないホルモンだ。
仕組み的には「たんぱく質合成の促進」や「体脂肪の燃焼」、あるいは「神経伝達の強化」といった形でボディメイクに関わることが多くの研究で明らかになってきている。
ある研究では、テストステロンが高い男性と低い男性に、全く同じトレーニングと食事を実施させたところ、テストステロンが高い男性は筋肉量が増えたが、テストステロンが低い男性は体脂肪量が増えたという面白いデータも確認されている。(出典1)

効率的なボディメイクのためには、たしかにフォームやプログラム、あるいはタンパク質の摂取量の意識は必須だ。一方で、そもそも男としての生物単位で見れば「トレーニングで与えた刺激や摂取した栄養が効率よく筋肉に変わる体質」や「高頻度での重量更新」には、テストステロンの分泌量が左右していると言っても過言ではない。
テストステロンを高める方法とは
テストステロンを最適化する方法としては、今となってはご存じの方も多いかもしれないが、以下のような規則正しい生活の徹底が推奨されている。
- 7時間以上の睡眠
- バランスの取れた食事
- ストレス管理
- 毎日15分以上の日光浴
- 亜鉛・ビタミンDを欠かさない
確かにこれらはデータから見ても、テストステロンを最適化するうえでは欠かせない取り組みだ。しかし、これらの習慣に囚われすぎるのも危険かもしれない。
その理由として、上記の取り組みは日本では「テストステロンを高める方法」として広く認知されているが、仕組み的には「低下させない方法」なのだ。

例として、睡眠時間が削られるとテストステロンが大幅に低下するというデータはある一方で、必要以上に睡眠を増やしてもテストステロンが平常値以上に高まるというデータは一切ない。(出典2)
なお、亜鉛やビタミンDが欠けることでテストステロンが低下することも研究により明らかになっているのだが、追加での摂取によりテストステロンがさらにブーストされることはないことも証明されているのだ。(出典3 出典4)
そんな中、フィットネスの先進国であるアメリカでは、テストステロンをブーストする目的で開発された「テストステロンブースター」と呼ばれる新たなジャンルのサプリメントが人気を博していることをご存じだろうか。

衝撃のテストステロンブースター"テストインクリース"とは
テストインクリースとは、今年筋トレ界隈でも大きな注目を集めているユニークな最新テストステロンブースターだ。
近年の研究では、なんと以下の通り衝撃的な有意性が確認されている。
特徴1.テストステロンを74%増加させる
最も特筆したい点は、やはりなんと言ってもこのテストステロンの増加率だ。(出典5)
マグネシウムやボロン(ホウ素)、マカなど近年では様々な成分がテストステロンに有用であると広まってきているが、それらと比較しても群を抜いた増加率だ。

この驚異的な増加率の背景の一つとして考えられているのは、有効成分である「プロトダオシン」という物質が、テストステロンの材料であるDHEAを増やすという点だ。(出典6)
もちろんあくまでも植物由来であるため、副作用等の確認はされておらず、WADA(世界ドーピング機構)が定める禁止物質リストにも記載はない。
特徴2.テストステロンの受容体も強化できる
他のテストステロンブースターよりもテストインクリースが注目されているのは、テストステロンの増加率だけではない。なんとテストステロンの利用効率も強化できる可能性があるのだ。
実はテストステロンはただ分泌されるだけでは機能しない。受容体と呼ばれる「鍵穴」に結合しないと意味がないのだ。

例えばテストステロンは、筋肉にある受容体に結びつくことで筋肥大が起こり、脳にある受容体と結合することで男らしい思考になるという仕組みだ。
つまり、どれだけテストステロンが高められたとしても、受容体の数が遺伝的に少ないと効率よく筋肥大が起こる体質にはならない。
そこで、テストインクリースの有効成分である「プロトダイオシン」は、この受容体の数を2倍近くに増やす可能性が示唆されているのだ。(出典7)
現状では、テストステロンを高める素材自体はあるものの、受容体を増やす素材はなかなか見つかってない。
特徴3.徐脂肪体重を増加させる
テストインクリースの構成要素である「フローサップ」という素材を3か月間摂取した試験では、非摂取群に比べて徐脂肪体重が約430g増加したことが確認された。徐脂肪体重とは体脂肪を除いた体重のこと。
つまりテストインクリースを3か月摂取することで、筋肉量が約400g増加も多く増加することが考えられる。
ちゃんとトレーニングを積んだとしても、筋肉量を1kg増やすには約半年はかかるとされている。それを踏まえると、テストインクリースの摂取の有無による差はかなり大きいだろう。
ナチュラルの範囲内でテストステロンの最大化を
フィットネス領域では後進国に位置付けられる日本では、いまだに「7時間以上の睡眠でテストステロンが高まる、亜鉛やビタミンDを摂ればテストステロンが高まる」と考えられているが、これらを徹底したとしても体質レベルで強固な身体を作り上げることは仕組み的にも考えにくいのが現実だ。
ナチュラルの範囲内でテストステロンを最大化させたいと考えるトレーニーは、アメリカ等で取り入れられている最新リテラシーに目を向けてみても面白いかもしれない。
テストインクリースは男性機能面の目的で利用している男性が多いようだが、最近ではハードトレーニーからも多くの注目を集め始めているようだ。





















