1か月以上の重量停滞 なぜフォームやプログラムの見直しでは改善できないのか

気持ちでは、毎回PR(パーソナルレコード・自己ベスト)を更新するつもりでセットに挑むものの、何だかんだ1か月、2カ月...と停滞してしまうトレーニーは多いのではないだろうか。

多くのトレーニーはこの課題をフォームやプログラム、あるいは疲労やストレスといった外的な要因で片付けようとする。

ある意味ではその方が楽なのかもしれないが、本当の原因は生物的な仕組みにある可能性が近年の研究では示唆されているのだ。また、その生物学的なリミッターを外す衝撃的な存在まで、発見の研究では発見されてきている。

生物学的なリミッターの存在

筋トレを始めたころは毎週のよう重量を更新できたが、ある程度のレベルまで達するとなぜ停滞するのか。

初心者の頃は慣れない刺激による急激な神経の成長や、スキルの向上によりほとんどのトレーニーが毎週のようにPRを更新することが可能だ。

しかし、ある程度筋トレを続けていると、多くのトレーニーが停滞という壁に突き当たる。

近年の研究では、ある一定のレベルまで達した時にPRの更新効率を左右するのは、男性ホルモンの「テストステロン」だということが示唆されてきている。

テストステロンの役割①:筋合成の促進

テストステロンには、筋肉の合成の指令を出す役割があることが多くの研究により報告されてきた。(出典1

筋合成の指令が強ければ、当然筋肉の合成が効率的に行われ、高頻度で重量更新することができるのだが、一方でこの指令が弱い人はいわゆる「初心者ボーナス」が終わった時に停滞しがちなのだ。

研究でも、テストステロンが高い男性の方が筋量や筋力は伸びやすいことが証明されている。

テストステロンの役割②:神経伝達の強化

さらに、最近の研究ではテストステロンは神経伝達にも関わることが示唆されている。

神経伝達が強ければ強いほど、より多くの筋繊維(モーターユニット)を動員することができ、出力を最大化することができるという仕組みだ。

なんと2017年に行われた研究では、テストステロンが高い方が神経も強化されやすい可能性が示唆されたのだ。(出典2

実際、テストステロンが高い男性と言えば、誰もが「筋肉が大きく重いものを持ち上げることができる男性」をイメージするが、科学的にも「テストステロンの分泌量やその利用効率が遺伝的に高い人は、筋合成や神経強化において圧倒的に有利になる」ことが証明されているのだ。

テストステロンを自分の力で高める方法とは

では、テストステロンを高めるにはどうしたら良いのか。

数多くの研究で証明されている「自分の力でテストステロンを最適化する方法」は以下の通りだ。

  • 7時間以上の睡眠
  • バランスの良い食事
  • ストレス管理
  • 毎日15分以上日光を浴びる
  • 亜鉛・ビタミンDを欠かさない

確かにこれらはテストステロンを最適化するうえでは欠かせない取り組みだ。しかし、これらの習慣に囚われすぎるのも危険かもしれない。

その理由として、上記の取り組みは日本では「テストステロンを高める方法」として広く認知されているものの、仕組みとしては「低下させない取り組み」なのだ。

例として、睡眠時間が削れられるとテストステロンが大幅に低下するというデータはある一方で、必要以上に睡眠を取ってもテストステロンが平常値から高まるというデータは一切ない。出典3

なお、亜鉛やビタミンDが欠けることでテストステロンが低下することも研究によりわかっているが、必要以上な摂取はテストステロンを高めないどころか、低下させるリスクまで証明されているのだ。(出典4 出典5

フィットネス領域では後進国に位置付けられる日本では未だに「7時間以上の睡眠でテストステロンが高まる、亜鉛やビタミンDを摂ればテストステロンが高まる」と考えられているが、これらを徹底したとしても停滞を打破出来るほどの体質の改善は仕組み的にも考えられない。

そんな中、フィットネスの先進国である米国等では、テストステロンをブーストする目的で開発された「テストステロンブースター」と呼ばれる新たなジャンルのサプリメントが人気を博していることをご存じだろうか。

話題のテストステロンブースター"テストインクリース"とは

テストインクリースとは、今年筋トレ界隈でも大きな注目を集めているユニークな最新テストステロンブースターだ。

近年の研究では、なんと以下の通り衝撃的な有意性が確認されている。

特徴1.テストステロンを74%増加させる

PRの更新に悩むトレーニーが注目すべき点は、なんと言ってもこのテストステロンの増加率だ。

近年では様々なテストステロンブースターが開発されているが、数あるテストステロンブースターの中でも群を抜いた増加率である。(出典5

この驚異的な増加率の一つの背景として考えられているのが、有効成分である「プロトダイオシン」という物質が、テストステロンの材料であるDHEAを増やすという点だ。(出典6

もちろんあくまでも植物由来であるため、副作用等は確認されておらず、WADA(世界ドーピング機構)が定める禁止物質リストにも記載はない。

テストステロンの受容体も強化できる

他のテストステロンブースターに比べてテストインクリースが特に注目されているのは、テストステロンの増加率だけではない。なんとテストステロンの利用効率も強化できる可能性があるのだ。

実はテストステロンはただ分泌されるだけでは意味がない。受容体と呼ばれる「鍵穴」に結合しないと機能しないのだ。

例えばテストステロンは、筋肉にある受容体に結びつくことで筋肥大が起こり、脳にある受容体と結合することで男らしい思考になるという仕組みだ。

停滞しやすい人の特徴として、テストステロンの分泌量そのものだけでなく、この受容体の数が遺伝的に少ない可能性も極めて高い。

そこでテストインクリースの有効成分である「プロトダイオシン」は、この受容体の数を2倍近くに増やす可能性が示唆されているのだ。(出典7

テストステロンを高める素材自体は他にも存在するものの、受容体を増やす素材は未だなかなか見つかっていない。

「停滞打破」の新たな選択肢

もちろん、PRのスムーズな更新には冒頭でも述べたフォームやプログラム、疲労・ストレス管理も重要な要素だ。

しかしそれらに取り組んだうえで、なかなか停滞を打破できないというトレーニーは、米国等で取り入れられている最新リテラシーに目を向けてみても面白いかもしれない。

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